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グローバリゼーションとは何か―液状化する世界を読み解く |伊豫谷 登士翁

グローバリゼーションとは何か―液状化する世界を読み解くグローバリゼーションとは何か―液状化する世界を読み解く
伊豫谷 登士翁
平凡社 刊
発売日 2002-08
価格:¥756(税込)




流れが不可避であることを理解できます 2004-03-07
正直なところ、よく理解できたという実感は得られませんでした。それは、グローバリゼーションという言葉によって説明出来るものを数多く紹介されている為だと思います。それでも、この本を読んで良かったと思います。というのも、グローバリゼーションなる物がぼんやりと分かってきたからです。現代のいわゆる先進国は高度成長による資本蓄積が進んだ結果、飢餓に対する恐怖がなくなりました。以前は、家族、共同体あるいは国家という組織によって飢餓に対するリスクを減らしていたのですが、それらの組織を厳密に維持する必要性がなくなってきた。すると、個人はそれらに対する帰属意識を失っていくことになった。すなわち、個人にとって組織という領域の境界線が曖昧になってきたというのです。その曖昧さに多国籍企業が育つ。グローバリゼーションの反対はナショナル化ですが、グローバリゼーションに反対すると言ってナショナルを標榜しても意味が無いとしています。それは、グローバルとナショナルが表裏一体のもので、グローバルはナショナルに内在するからだとしています。では、どうしたら良いか?それが本書に抜けている問題です。答えが無いのか、読者に考えさせているのか。文末に、”限りなく困難”との記述があることから、現時点では明瞭な答えが無いようです。


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この記事は2006/5/6に作成しました。

         

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